正しい靴の選び方

革靴

 

足に合わないを靴や通気性の悪い靴を無理に履くことは様々な身体のトラブルの原因となり ます。
近畿靴小売商協同組合が実施した『靴についてのアンケート調査』 によると、外反母趾・扁平足・たこなど何らかの悩みを持つ人が、回答者の 6割を超える結果が出ています。

  • 足が変形する。外反母趾、ハンマートゥなど。
  • 爪の成長を妨げるので、爪が割れたり、ヒビが入ったり、巻き爪になる。
  • 足の皮膚に異常をきたす。魚の目、タコ、イボ、しこりなど。
  • 足がムレて、水虫になる。
  • 正しい歩行・姿勢ができないので腰痛、頭痛や内臓のトラブルを引き起こす

足の指の裏、小指から中指、かかとは圧迫されやすい部分なので、ここが圧迫されない靴が適しています。
靴を購入する際は見た目重視ではなく、足の健康を考えたものを選びましょう。

 

その時お店で実際履いてみて、足と靴が合っているか(靴の形が足に馴染んでいるか)歩 いて確認しましょう。

 

このようなトラブルは、長引くと膝・腰・頭の痛みや肩こりなど体全体に深刻な影響を引き起こします。
靴と足のトラブルは、現代人の健康課題のひと つといえるでしょう。

 

欧米では多くの人々がフットケアに関心を持ち、足の悩みを改善する専門家としての足病治療医(そくびょうちりょうい)もおり、フットケア・マッサージなど足の健康ビジネスも盛んです。

 

足病治療医は、巻き爪・タコなどの治療や、麻酔を用いた整形手術などのほか、各人の足に合った靴の中敷きなど矯正具の処方を行い、足のトラブルの再発予防に も大きな役割を果たしています。

 

近年日本でも、靴と足の健康に関する関心が高まりつつあり、靴ショップやスポ ーツ店で、健康(コンフォート)シューズ・むくみ予防グッズなどのさまざ まなフットケア用品を目にする機会も増えました。

 

シューフィッターと呼ばれる専門家が、自分の足にあった靴をアドバイスしてくれる靴店も増えています。

足に良い靴の形は?

女性の靴に多い、つま先が尖った幅の狭い靴。
見た目はオシャレですが、親指の骨が 変形して外反母趾を起こしてしまう危険性があります。

 

足指を締め付けず、靴に指があたらないことが大切です。足先には1.5cmくらいの 余裕をもたせましょう。
ハイヒールは正しい歩行と姿勢ができるように、かかとが安定したものを選びます。
また、つま先が平らなものではなく、上を向いているものが楽に歩くことが出来ま す。

足に良い靴の素材は?

足は1日コップ1杯の汗をかきます。靴の素材は通気性の良いものをお勧めします。

 

スニーカーは一見快適そうに見えますが、ゴム底なので通気性の面では良いとはいえ ません。
皮素材を選ぶなら、中底にも皮が使用されているものが良いでしょう。

靴は午後に購入する

朝は大丈夫だったのに、夕方になると靴がきつく感じます。これは時間が経つにつれ、足がむくむからなのです。
よって、靴を購入するのは、足がむくんだ午後が良い でしょう。