足裏つぼ指圧の前に
足裏つぼ指圧はいつでもどこでも出来る健康法ですが、足を温め血行を良くし、心身ともリラックスした状態で行うと更に効果が高まります。
体をリラックスさせ、室内を快適な温度にして、ゆったりとした服装で足裏つぼ健康法を始めましょう。
手足を清潔にして、足の血行を良くする
足裏つぼ指圧を行う前に、足をよく洗い清潔な状態にしましょう。
お湯で足を温めて、石鹸を使用して洗浄します。フットブラシやスポンジで汚れやホコリが溜まりやすい足の指の間、爪の隙間も丁寧に洗います。
足を温めることで、全身の新陳代謝がよくなり血行を促進させます。
お風呂上りは体が温まっていますので、足つぼ指圧には最適の状態です。フットバスを利用するのも良い方法ですね。
お風呂で足が良く温まったら、冷水シャワーをかけて足を引き締めましょう。これにはむくみ防止の効果もあります。
また、指を使って足の裏を刺激するので、手もよく洗って、爪を切っておきます。長い爪では足の裏を傷つけてしまうおそれがあります。
冬場などは温まって血行の良くなった足を冷やさないために、部屋の温度をある程度温めておきましょう。
また夏場は冷房に注意してください。
足つぼ押しに必要な物を用意する
オイル・クリーム類
足に塗るクリームやオイルを用意します。無くても差し支えないのですが、指の動きが良くなり、足の皮膚を傷めません。
ベビーオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、椿油など油性のものや、アロマエッセンスも使用できます。
刺激棒
足裏の皮膚の固い部分のつぼを刺激するときに便利です。刺激棒は市販されていますが、家庭にあるスリコギのような棒で代用できます。
足裏つぼ指圧をするときの服装
「リラックス」することが大切です。2人で行う場合もパートナーのことを考え、マナーを守りましょう。
- ゆったりした薄手の長袖、長ズボン。袖口・襟ぐりにゆとりのあるもので、襟付きのポロシャツなどは邪魔になります。
- 足首を締めるような、裾にヒモがあるズボンはヒモを抜く。足全体を締めるスパッツは不向きです。
- ファスナーや金具の付いていないもの。
- アクセサリー、腕時計は外す。できれば化粧は落としたほうがいいでしょう。
- シャワーキャップやバンダナを利用して髪の毛をまとめておく。
足つぼ刺激をしてはいけない場合
次のような人は、足つぼ押しをしないでください。
- 足に怪我や傷があり、骨折をしている人
- 妊娠中の人
- 38度以上の熱がある人
- 脳出血、脳血栓、吐血の直後
- 重度の病気にかかっている人
また、食後すぐや疲労感がひどい時や、精神的に不安定な時も足裏つぼの刺激を与えることは避けましょう。
足裏つぼ指圧は、年齢に関係なく誰にでも手軽にできる健康法ですが、足に大きな痛みや異常を感じた場合は、直ちに病院に行き医師の診察を受けましょう。